時節がら思うことあれこれ
厚生労働省の平成16年の月別平均死亡率をみると、1月がもっとも多く、次いで2月、12月、3月と冬季(12月~3月)が多く、夏季(6月~9月)が少なくなっています。
心疾患、脳血管疾患では、悪性新生物に比べて夏季と冬季の差が大きくなっています。
血圧の急上昇を抑えるために、トイレやふろ場の脱衣場などに小さなヒーターを置きましょう。また、冬でも水分はしっかりとりましょう。
冬といえば、鍋もの。なかでもおでんはコンビニでも気軽に手に入ります。
それぞれのカロリーは、
- 大根 14kcal
- じゃがいも 68kcal
- 厚揚げ 93kcal
- ごぼ天 51kcal
- さつま揚げ 83kcal
- 牛すじ 40kcal
- 昆布巻き 5kcal
となっています(セブンイレブンホームページより)。
また、大根はひときれ約70gあり、忙しい時などの野菜の補給に向いています。ただし、塩分には注意してください。
<鍋のつゆ>
多くの種類がある市販の鍋つゆ。
プラスすることで手軽に味に変化をつけられます。ただ、気をつけてほしいのは塩分です。多くの市販の鍋つゆの塩分は750g中に食塩相当量で10g以上あります。
〆にうどんやぞうすいをして食べてしまうと3人で食べても1食分の塩分は3g以上になります。鍋は水炊きにして、つけだれを工夫することをお勧めします。
<みかん>
みかんには
- お肌を美しくしたり、免疫力を高める効果が期待できるビタミンC
- 抗がん作用が高いとされているβ-クリプトキサンチン
- 整腸作用や抗がん作用が期待できる食物繊維(ペクチン)が含まれています。(和歌山県ホームページより)
1日に2個が適量です。
<おもち>
関西はまるもち、関東は切りもちですが、最近はどちらも出回っていますね。パック包装になって日持ちもよくなりました。非常食として買い置きしておいてもいいと思います。
50gのもち1こは100gのごはんと同カロリーです。パックのもののカロリーはメーカーによって異なります。
(例えば越後製菓の生一番切りもちは100gあたり227kcalとなっています。)
<いわし>
イワシは8月~10月が旬ですが、今の季節、1月末~2月初めは節分にちなんでよく出ています。
マイワシのあぶらは血液凝固を抑制して血管系の病気の予防効果があるといわれるエイコサペンタエン酸(EPA)や、脳を活性化するドコサヘキサエン酸(DHA)を豊富に含みます。積極的に食べてほしいです。
<ほうれん草>
冬の濃い緑色の野菜といえばほうれん草です。旬は12月~1月。
カロテン、ビタミンC、鉄分、カルシウム等を多く含んでいます。シュウ酸が含まれているので、したゆでしてから使いましょう。したゆでは、株ごと根元からゆでるのが基本ですが、朝の忙しい時などはざく切りしたものをゆでてもOKです。切ったものをゆでる際は火のとおりが早いので手早く行いましょう。
<のり>
おにぎりに欠かせないのりですが、今はほとんどが養殖です。春に、のりの成長過程のひとつである糸状体をカキ殻に植え付けます。秋に育った糸状体をカキ殻からのり網にタネ付けし、さらに本育成が行われます。収穫は11月~4月にかけて。今が旬です。
うまみ成分が多く、低カロリーで、ビタミンB類、ミネラル成分も多く含まれています。麺類やどんぶりものの具、あえものにするのもおすすめです。